防災・減災アイディアソン
2/17(土) Code for Toyama Cityの恒例行事である「防災・減災アイディアソン」を開催しました。
今回は、朝10時からという早い時間からの開催にもかかわらず、20名を超える方にご参加頂きました。
基調講演では、今年4月に開校する「富山大学都市デザイン学部」の原隆史教授に「わが国・富山での防災,私たちのすべきこと」と題して、お話を頂きました。日本各地の災害の事例に加え、富山県の特性や寄り回り波等の独自の災害についても解説頂きました。
講演を聞いたあとは、参加者でチームを作って、「自分たちで取り組む防災」をテーマにディスカッションを行いました。
防災については、家庭での取り組みや地域での取り組みを進めていこうというような、身近なところから取り組む意見が出ていました。
とやまシビックテックパーティー2018
午後からは「とやまシビックテックパーティー2018」が開催されました。今年は初めての富山市での開催となりました。今回のパートナーはLINE株式会社さん、LINEbotを使った地域課題の解決を目指しました。LINE Botで出来ることや使い方などは、LINEのエンジニアの方から、直接ご指導いただけると貴重な時間になりました。
こちらの会場でも、プチアイディアソンを実施。
みんなで考えたアイディアをみながら、気に入ったアイディアに”〇”をつけていく"ハイライト法"でアイディアを厳選していきます。
アイディアを決めて、チームビルディングが終わった後は、開発タイムのスタートです。
初日の18時からは、中間発表。
各チームで、徐々にアイディアが形になってきています。
2日目は、9時から会場。まあ、夜通し開発をしたチームもいたようです。そして、運命の審査会。
審査員は、富山県、南砺市、Code for Takaokaの3名の方にお願いしました。
最優秀賞は、「三河屋コンセント」。
コンセントを使うことが出来るお店の情報をLINEが教えてくれるサービスです。お店はビーコンを設置することで、コンセントを使っても良いことがPR出来る。利用者は、店の近くに来ればコンセントが使えることがわかるというシステム。災害など困ったときにも使えるサービスです。そして、三河屋のサブちゃんが教えてくれるというとこがいい感じです。
高岡賞は「なんとか助けて:地域課題の申請をBOTから」。南砺市で行われている地域課題申請をLINEで簡単に出来るサービスですが、なぜか高岡賞を受賞しました。
南砺市賞は、「ふらっと途中下車バスガイド」。アーバンデータチャレンジのアイディア部門で最終審査に残ったアプリのプロトタイプです。「高岡からの世界遺産バスなどに乗る際、途中下車して南砺の名所を巡ってもらいたい」というのが受賞理由です。高岡発のアイディアが他の地域でも評価されるというのも良かったです。
富山賞は、「除雪きのどくなー」除雪がされているかを位置情報を添えて、送信することで、みんなで共有できるサービス。リアルタイムの除雪状況は把握が困難なので、こういったサービスには期待したいとの評価を頂きました。実は、時節柄?除雪テーマの作品が二つでたのも今回の特徴でした。個人的にも降雪・除雪状況が見れるようになるととても助かります。
最後は、記念撮影です。
LINEを使うことで、市民の方に色々な情報を発信したり、集めたりできると、世の中の情報の流れがとてもシンプルになる…そんな予感を感じるハッカソンでした。今回湧き出たアイディアをカタチにする活動が継続出来ると良いなと思います。そして、来年もまた皆さまとお会いできるのを楽しみにしております。