災害を学んで、防災を考える
9/3(土) 富山大学人文学部第三講義室で、富山県の防災・減災を考えるイベントを開催しました。イベントは、空間情報と公共データで社会課題の解決を目指すイベント「アーバンデータチャレンジ」の一環として行われました。
インプットセミナーでは、地図を使った防災教育や富山県の防災史、富山市における防災を講師の方から学んだ後、参加者によるグループワークで防災のアイディアを考えました。参加者からは、祭りなどのイベントで非常食を使った美味しいレシピを競いながらローリングストックを実現する取り組みや雪道の降雪・除雪状況を把握したり、ITツールなどを活用し情報しながら防災訓練を行うなどのアイディアが出されました。
「オープンデータを活用する防災教育」
富山大学人文学部の大西准教授によるオープンデータを活用した防災教育についての講演です。地図・災害・防災について、とても幅広く教えて頂きました。公開されているハザード情報は、持っているだけではダメで、事前の準備が大切です。
富山平野の地震災害の記録 -安政飛越地震史料より
立山カルデラ砂防博物館の丹保主任学芸員による富山の災害史についての講演です。天正・安政の大地震などの富山県での地震史や被害の状況を地図上で分かり易く解説頂きました。地震のときは、震度だけを気にしていましたが、液状化・地盤なども考えないといけないですね。
もしもの災害に備えて
富山市防災対策課の林主任による災害の備えについての講演です。富山市で起こりうる様々な災害について教えて頂きました。防災対策では、市民の役割である「自助」と地域の役割である「共助」が大切なので、日頃の備えはとても重要です。
グループワーク
インプットセミナーの後は、参加者の皆さんで防災・減災のアイディアを考え、50を超えるアイディアが生まれました。その中から、3つのアイディアをピックアップして、さらにブラッシュアップしていきます。
成果発表
まとめたアイディアは、次の3つでした。
- 非常食をおいしく食べる活動
- ゆきみち状況可視アプリ
- 訓練でも非常時でも使える防災アプリ・活動
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