平成27年11月14日(土), 15日(日) 富山県立大学に富山県のCode forが集まる初めてのイベント 「とやまシビックテックパーティー」を開催しました。このイベントは、Code for Nanto, Code for HIMI, Code for Takaoka そして Code for Toyama Cityが富山県立大学と共同で開催した、富山県で最大級のシビックテックのイベントです。Code for Japanから高木副理事, 慶応大学から米澤先生をお迎えして、「富山県を住みよくする」をテーマに、みんなで学び、議論して、新しいサービスの作成に取り組みました。
まず、講演1番目は、Code for Japanの高木さん。
今の行政で足りないところがあるならば、不満は言わずに手を動かすのが、シビックテック。やるからには楽しく。
シビックテックの事例としては、以下のものが出来上がっています。
富山市でも、ニーズに合わせて、こういったサイトを作っていきたいですねー。
続いては、慶応大学の米澤先生がご講演。スマートシティーについてです。
スマートシティーの目的は、セキュリティ、セーフティそして効率性。スマートシティー2.0では、これに人間らしさが加わります。実現のためには、街の中で何が起きているのかを知ることが重要。街中には、様々な種類のセンサーが散らばっている。センサーデータを集めて、有効活用することが出来る「邪悪」なツールがWEB Sensorizer。WEB上の静的データを収集し、データを収集するセンサーに変える。
ビジュアル化した表示ともかくすごい!
アイディアソン・ハッカソンに移る前に、メンターの方をご紹介。
向かって左側が北陸エンジニアグループのなぎせゆうきさん。
右側がライターの金宏和實さんです。
ランチタイムでは、講師、メンター、参加者の交流を行いました。お弁当は、富山県射水市産のカニをふんだん(?)に使ったカニちらしです。
午後からは、富山県を良くするための「アイディアソン」がスタート!
ファシリテータは、Code for Nantoのテディさん。毎度の事ながら安心の進行です。
アイディアソンでは、「フィッシュ・ボウル」という手法で参加者で議論して、内容を共有しました。
参加者を2つのグループに分割し、2つの環を作ります。内側の環では議論を行い、外側の環では議論を観察します。内側と外側は、適宜入れ替わることで、議論に参加・観察を繰り返すことで、議論を活性化しながら、参加者全員で討議内容を共有することができます。
議論が終わったら、各自でアイディアをシートにまとめます。そして、まとめたシートを持って参加者同士でお互いのアイディアについて意見交換します。
アイディアシートの意見交換のあと、お互いに興味を持った同士が集いチームを作成。チームごとにディスカッションして、アイディアをどんどんブラッシュアップしていきます。
アイディアの中間発表へ向けて、プレゼンテーション資料作成に熱がこもる学生チームさんです。
議論に使ったホワイトボードを使っての中間発表。ハッカソン前の和やかなモードです。
初日の公式スケジュールは、これにて完了。そして、交流会が始まりました。
乾杯の音頭は、とやまシビックテックパーティーの岩本実行委員長です。
交流会も終わり、続いては非公式(?)行事の「夜なべ」会。
会場となった県立大学では、翌1:00まで、ハッカソンが続けられていたそうですよ。
開けて、11/15(日) ハッカソンのプレゼンテーションが行われました。
参加チームは、計6つになりました。
ハッカソンの審査は、Code for Japan 高木さん, 慶応大学 米澤先生, 富山県立大学 岩本先生の3名です。
審査のポイントは、以下の5項目。
- 富山への貢献度
- 新規性
- 実現可能性
- 技術力
- デザイン力
優秀賞は、里音(Lion) ベリーローカルラジオサービスでした。
GPS位置情報から、周辺のWEB情報を取得し、音声で読み上げてくれるサービスです。
説明用のWEBサイトの凝り方が一夜城とは思えない仕上がりです。
最後は、もちろんこのポーズ(笑)
2日間で約50名の方にご参加頂いて、夜中まで開発をした結果がこの笑顔でした。
サイコーです。
みなさん、またお会いしましょう!
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